第一話

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シャワーを流しながら身体を洗っていると、カラカラと控えめな音を立ててアルトくんが入ってきた 奈緒「!!どーしたの、その…」 痣、と、言おうとしたのを途中で止める 聞かれたくない事だってあるもんね 奈緒「前おいで」 ちょいちょいと手招きしてアルトくんを私の前に座らせる アルト「……」 奈緒「ちょっと染みるかもしれないから、痛かったら言ってね?」 石鹸で泡立てたスポンジで、優しく身体を洗って、頭も洗ってあげた アルト「っ!!…」 奈緒「わわっ!大丈夫?、今、泡流すから」 キュッとシャワーのコックをひねりお湯で泡を流す 綺麗に洗って自分で納得 奈緒「うん、おっけー!お風呂入ろう」 アルト「…(隠さ…ない…の、かな)…//」 奈緒「ほら早く早く」 アルト「は、はい」 ちゃぽんと、少し広めのお風呂に入って肩まで浸かる アルトくん…華奢だなー 肌白いし 女の子みたい あ、そういえば学校どうするんだろー 今の状態で編入させても大丈夫なのかな うーん…… ブクブク… 奈緒「…?、ブクブク?」 … 奈緒「わぁー!!、アルトくん!」 お風呂に沈むアルトくん もしかして逆上せた!? 急いで引き上げて、お風呂からあがった
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