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シャワーを流しながら身体を洗っていると、カラカラと控えめな音を立ててアルトくんが入ってきた
奈緒「!!どーしたの、その…」
痣、と、言おうとしたのを途中で止める
聞かれたくない事だってあるもんね
奈緒「前おいで」
ちょいちょいと手招きしてアルトくんを私の前に座らせる
アルト「……」
奈緒「ちょっと染みるかもしれないから、痛かったら言ってね?」
石鹸で泡立てたスポンジで、優しく身体を洗って、頭も洗ってあげた
アルト「っ!!…」
奈緒「わわっ!大丈夫?、今、泡流すから」
キュッとシャワーのコックをひねりお湯で泡を流す
綺麗に洗って自分で納得
奈緒「うん、おっけー!お風呂入ろう」
アルト「…(隠さ…ない…の、かな)…//」
奈緒「ほら早く早く」
アルト「は、はい」
ちゃぽんと、少し広めのお風呂に入って肩まで浸かる
アルトくん…華奢だなー
肌白いし
女の子みたい
あ、そういえば学校どうするんだろー
今の状態で編入させても大丈夫なのかな
うーん……
ブクブク…
奈緒「…?、ブクブク?」
…
奈緒「わぁー!!、アルトくん!」
お風呂に沈むアルトくん
もしかして逆上せた!?
急いで引き上げて、お風呂からあがった
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