第一話

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と、とりあえずベッドに寝かせなきゃ 急いでアルトくんの身体を拭いて下だけ着替えさせ、ベッドがある寝室まで連れてった 奈緒「……勝手に手当てしてもいいかな…」 背中や腕に見えたケガ さすがにほおっておけない … うん、手当てしちゃおぅ! リビングにある救急箱を持ってきて、アルトくんの身体を起こし、湿布や包帯を巻いてあげる 奈緒「こんなもんかな」 わかる部分は手当てを済ませた 後はたぶん大丈夫 まだしっとりと濡れるアルトくんの髪を撫でてあげると、うっすら目を開いた アルト「……ぉ…ねぇ……ちゃ…ん…」 奈緒「ごめんね、起こしちゃった?」 アルト「(フルフル)…」 奈緒「時間も時間だし…寝ちゃっていいよ」 アルト「…う…ん」 すぅすぅと寝息をたてて小さな身体で寝返りをうつ あ、私どこで寝よう ベッドはアルトくんが使ってるし… ソファーで寝ようかな 優しく起こしてしまわないように布団をかけて、そっと寝室を出た 奈緒「おやすみアルトくん、良い夢を…」 …
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