第二話

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奈緒「今朝はサンドイッチにしようと思います」 アルト「……」 うーん、なんて可愛いんだろう 私の隣に、ちょんと立って ひたすら手元をじっと見るこの小動物! 犯罪だよ犯罪 アルト「?…」 奈緒「あ、ごめんごめん、今作るねー」 野菜大丈夫かな? あ、昨日サラダ食べてたし平気かな? レタスを手に持ち、水道で洗ってちぎりながらふと思った トマトを切ってベーコンを一緒に挟みタルタルソースで味付けをして皿にもりつける 奈緒「よし!完成ー、アルトくん、リビングに持ってって」 アルト「(コクン)…」 あとは、牛乳をコップに注いでおっけー 我ながら簡単朝食だなぁ 牛乳を注いだ2つのコップを両手で持ちリビングのテーブルへ置いた 奈緒「はい、じゃあいただきます!」 アルト「いただき…ます」 ん、美味しい 奈緒「アルトくん美味しい?」 アルト「う…ん」 不意に見える笑顔に思わずときめいたり… だって可愛いんだもん! でも、あんまり笑わない… ちょっと寂しいかな 奈緒「そうだ!今日は日曜日だし、一緒に買い物行こう?」 アルト「!、………」 あれ、うつむいちゃった
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