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「何してるの!早くしなさい!」
そう言ってさっさと歩いていく姉達
私の手には4着のドレスと装飾品
「早くしなさい。シャルティア!」
冷たい姉の言葉
「沢山荷物を持っているので、そんなに早く歩けませんわ。太ったお姉様。」
「ー…!」
それを言うと姉は顔を真っ赤にした
「シャルティア!」
わぁ…怒ってる…
ー…バシン!
頬に感じた鋭い痛み
叩かれたと理解するのに時間がかかった
「私達は先に行っとくわ」
姉達は自分の持っていた荷物を置いていくとさっさと歩いていった
「シャル!またやらかしたの?」
声をかけてきたのはサラ=ラグレイ
サラとは10年の付き合いだ
「私は悪くないわ…」
「また、そんな事言って…」
そう言い荷物を拾い上げる
でも荷物が多すぎて全部持てない
「サラ。上に乗っけて」
「無理~」
サラが疲れたように言った
突然私の持っていた荷物が消えた
いや取られた
フードを深く被った2人組に…
「つらそうだったので…手伝います」
声が似ている…
私と少し違う低い声
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