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「ありがとうございます。」
「いえ、いいんですよ。俺の名前はシャーロック。こっちは妹のシャルル。あなたは?」
フード深く被った2人は頭を下げる
フードを取ろうとしない
「シャルティア=リディルです。こっちは友人のサラ=ラグレイ」
シャルティアと名乗った時2人の肩がびくりと動いた
「シャルティア…?」
「はい?」
「リディルという事は貴族のリディル家ですよね?」
「はい。そこで召使いをしています」
「め、召使い?」
シャーロックが驚いたように言った
何を驚いているのか?
「違うんですよ。シャルはリディル家の四姉妹の末っ子なんです。」
サラは余計な事を言う
「じゃあ何故「シャーロック様には関係のないことでございます。」
たぶん旅の方だろう
私とリディル家の事はこの町の人なら知っている
「そうか…すまない。」
「いえ、大丈夫ですわ。あ、荷物を…全部持たせてしまったら悪いです」
そういえば全部持たせていた
シャーロック様はドレスを一着だけ渡すと歩き出した
リディル家の方へとー…
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