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部屋を出ると下に降りるために古びた階段を降りる
老朽化が進んでいて今にも崩れそうだ
それに窓も一切なく、ランプも無いので何も見えない
一段一段確認しながら降りる
4階ほど降りるとリディル家の本宅と繋がっている廊下へと出る
そこを10分ほどいくと本宅の裏口につく
裏口から本宅に入るとお姉様2人が仁王立ちして私を睨んでいた
「おはようございます。お姉様方。」
「おはようございます。じゃないわ!いつまで待たせるの!」
声が大き過ぎて耳がいたい
「少し声を小さくして下さい。
お姉様。私が働くのは8時からです。今は朝の6時。」
「そんなの関係ないわ!召使いが私に口答えするの!」
「ー…お姉様。私はお姉様の召使いではありません」
「あなたは本宅の娘ではないじゃない。私は本宅の娘。本宅の娘が召使いをどう使おうといいじゃない」
「お姉様。お言葉ですが、あなたもでしょう。リディル伯爵様の再婚相手の連れ子。血の繋がりは一切ありません。私がリディル家の召使いだとしてもお姉様の召使いではありませんわ。私がもし仕えるとしたらリディル伯爵様の1人娘ミルフィーだけです」
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