二章

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* 聞き慣れた携帯の着信音がけたたましく響く。どうやら毎朝セットしているアラームが作動したようだ。半分寝惚けながら、僕は携帯を探す。 音を便りに手を伸ばし、荷物の間にあった携帯を手に取り、アラームを止める。 「ふぁ~~ねむッ」 欠伸を噛み殺しながら布団から抜け出す。布団の外の寒さに身体を震わせる。 「寒い」 再び布団のなかに入りなおし、布団にくるまる。そして、身体が暖まってきたところで、出た。
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