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しかたない。僕は腕をまくった。
汚い棚やら机、床を見渡す。
「さてと、始めは大掃除から仕事か」
◇
だいたいの掃除が終わり、一休みをしていた。
この間、彼女に依頼されたロボットの容姿を聞く為、連絡することにした。
「電話はどこかな」
掃除をした場所を探り当てると、黒い電話を見つけた。
「使えるかな? コレ……」
なんとか使えることを確認し連絡をした。
「もしもし、技師ヒカルです。依頼されたロボットについて質問を伺いたいんですが」
「手短してくれる。今忙しいの」
いらいらしているのか、彼女は早口であった。
「なら手短にします。そのかわりちょくちょく連絡を入れるのでご了承下さい」
「わかったわ。でっ、質問は何かしら?」
「ロボットの容姿を教えて頂きたいんです」
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