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(…。早く帰って来てくださいね…?)
何故か新八は胸騒ぎがした。
前と同じように。
――――
沖『ったく…。見回りなんて面倒くせーな…。そして早く死ね、土方コノヤロー』
ぶつぶつ文句を言いながら沖田は見回りをしていた。
すると脇の路上から人が出てきた。
沖『あれっ…万事屋の旦那じゃねーですかィ?』
その人物は、はっとしたように声のした方を向く。
沖『やっぱり、旦那でしたか。こんな時間に何してんですかィ?』
銀「…おぉ…ちょっと散歩だ。」
沖『散歩もいいですがねィ、最近は物騒なんで早めに家に帰った方がいいですぜ?
まぁ…旦那なら平気でしょうが。』
銀「あーそうだな。んじゃ俺急ぐから、じゃあな。」
そそくさと立ち去る銀時を見ながら違和感を感じていた。
沖『なんか…いつもと違うような…。まぁ…いいか。』
また見回りを続ける沖田。そこへ、
銀『おーい!総一郎君じゃねーか、仕事か?ご苦労様だな。』
そこにはスーパーの袋をさげた銀時が居た。
沖『!…旦那?ってか総悟です。』
驚きを隠せない沖田。
銀『…?なんだぁ、人をお化けでも見るような目で見やがって。』
沖『いやね…さっき旦那に会って会話もしたんでさァ…。』
銀『?何言ってんだよ?俺とはここで会ったばかりだろ?』
沖『…おかしいな…さっき確かに…。もしかして旦那のクローンだったりして…』
銀『おいおい、冗談よせよ。寝ぼけてたんじゃねーの?』
全然信用しない銀時。
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