第十訓

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新『はぁーい』 「あの…ここは万事屋ですよね? 依頼をお願いしたいんですけど…」 新『分かりました!! とりあえず上がってください! …銀さん、神楽ちゃん、お客さん来たよ!!ほらっ…片付けて!』 銀『マジでかっ!?』 神『依頼がくるなんて…奇跡アル!!』 慌ただしく片付けをして客を居間に通す。 依頼者はまだ10歳ぐらいの可愛い女の子だった。 ただ…なんとなく青い顔をしていた。 新『あの~…寒いんですか?』 「あっ…大丈夫です…」 銀『んで、なんでお前みてーな餓鬼が俺らに依頼を?どんな内容か聞こうじゃねーか。』 「はい…よろしくお願いします。」 新八が入れたお茶を飲み、一息つく。 蓮魅「私は蓮魅(ハスミ)と言います。蓮という字に魅力の魅です。 それで依頼の内容は… 母を助けてほしいんです。」 全員『!』 新『…お母さんを助ける…?一体どういうこと…?』 蓮魅「はい…実は母は今ある研究をしているんです。 ですが母の研究を同じところで働いている人たちが悪用しようとしているんです。 母はそれに気付いてなくて…上手く利用されてるんです!!」 銀『だから俺たちにお母さんをそこから救って、研究が悪用されないようにしてほしい…ってか?』 蓮魅「はい。」 頷く蓮魅。 銀『だったらお前がお母さんに本当のことを言やーいいじゃねーか。 もしくは真選組に頼むとかよぉ。』 新『銀さん!せっかくきた依頼をけるつもりですか!? それに…蓮魅さんの気持ちも考えてあげてくださいよ!』 銀時の冷たい言いぐさに少しムッとした新八は言った。
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