第十訓

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蓮魅「良いんです。言ってることはもっともですから…」 新八をなだめるように言う。 蓮魅「ただ…真選組には訳あって頼めないんです。 それに…私から母へ言うことも…もう無理だから…。」 新『?』 最後の意味ありげな言葉に疑問が浮かぶ。 蓮魅「でもっ…どうしても母を救ってほしいんです!! お願いします!!」 深々と頭を下げる蓮魅。 銀『…。』 その様子を黙って見る銀時。 神『銀ちゃん…』 新『銀さん…』 二人は銀時の言葉を待った。 銀『…ハァ…分かったよ。その依頼引き受けてやる。』 頭をかきながらダルそうに答える。 蓮魅「本当ですか!?ありがとうございます!!」 蓮魅は嬉しそうに答える。 もちろん新八と神楽も笑顔だった。 銀『んで、お前の母ちゃんはどんな研究をしていて、どこにいんだ?』 蓮魅「それは…」 蓮魅が言いかけた時だった。 ピンポーン 全員『!』 万事屋のチャイムがなった。 新『あれっ…?またお客さんかな?』 銀『んなわけねーだろ、万事屋に立て続けに客来たことねーんだから。』 神『そうネ。そんなに客がきたら台風でもくるアル。』 新『とりあえず出てみますね。』 玄関に向かう新八。 新『はぁーい。』 玄関を開けるとそこには…。
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