第十訓

5/9
前へ
/53ページ
次へ
沖『今お邪魔してもいいですかィ?』 新『沖田さん…に土方さんも!どうしたんですか?』 そこには沖田と土方が立っていた。 …もっとも土方はここへはあまり来たくなかったみたいだった…。 銀『やっぱり客じゃなかったな。』 新八たちの声を聞いて奥からやってくる銀時。 沖『おっ、旦那久しぶりですねィ。 今ちょっといいですかィ?』 神『駄目アル。お前らなんて万事屋に入れてやらないネ! それに今は依頼者が来てるアル。』 沖『チャイナはすっこんでな。 …依頼者?先客が居たんですかィ?』 神楽は無言で沖田にメンチをきりつつ、銀時は答える。 銀『あぁ…。すまねぇがまた後で…』 蓮魅「いいんです、私はそろそろ帰りますから。」 銀時の言葉を遮って答える蓮魅。 新『でも…まだ話の途中ですよ?』 蓮魅「気になさらないでください。また後日改めて来ますから。」 そう言うとそそくさと出ていく蓮魅。 土『…?』 (この餓鬼…どっかで…?) 蓮魅が側を通りすぎた時、何処かで見たことがある気がしたと感じた土方だったが、とりあえずは用を済まそうと気持ちを入れ替える。 神『ほらっ!お前らがきたせいで帰っちゃったアル!どうしてくれるネ!』 沖『また来るって言ってただろ?聞こえなかったのか?』 神『何おう!?』 新『二人とも落ち着いて…とりあえず中に入って下さいよ。』 このままここで喧嘩が始まる前に中に入れる新八。
/53ページ

最初のコメントを投稿しよう!

166人が本棚に入れています
本棚に追加