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魁が中に入ると、とりあえず荷物は運びいれてあった
キッチンに琉璃の姿だけがあり
「あっ 魁
荷物 部屋に運んでね」
と、なかなか見られない位の笑顔で、琉璃が微笑む
「利亜は?」
「お風呂に行ったわよ」
「あぁ…もう
海から上がったばっかなんだからな
俺が先に使いたいって事くらい判ってるだろう!!」
「ブツブツ言っても、出て来ないわよ(笑)
まずは荷物運んでね」
そう言って、琉璃は微笑ましくも嬉しくもあり
魁の姿を目で追っていた
「俺はホテルマンじゃ無いって」
と、琉璃の視線など意に介さず
不満を漏らしながら、奥の部屋へと運んで行った
利亜が、バスルームから出て来た
「スッキリしたぁ」
それも、タオル1枚だけで
下着も何も身に付けていない
もう諦めたという顔つきで
「俺もシャワーしてくる」
そう言って、バスルームに向かった
数分後・・・・・・・・・・・・・・・・・
ハ゛スルームからの叫び声…
「利亜っ!! 何で俺の髭剃りを使うんだよっ!!」
「えっ?何でバレんの?!」
「俺はなぁ、お前と違って几帳面なんだっ」
「ごめぇん
シェイバー忘れて来たのぉ
でも安心して
脇にしか使ってないからぁ」
「・・・・・・・・・・・・・・」
何も言い返す気になれず
ドアを閉め、シャワーを浴びた
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