プロローグ

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風が心地良い。 そんな歯の浮く様な事思っている筈も無く。 長々と続く通学路を歩く。 俺こと橘 翔一朗(たちばな しょういちろう) 今日、高校の入学式を控えているいたって普通な高校生。 ただ一つ普通じゃないといえば、その高校が魔術師の学校だと言う事。 別に突然、異世界に飛ばされたりしたわけじゃない。 元々そーゆー世界に生まれてた。 あっあれだぜ俺別に暗い人間じゃね~から。 ………うん。 そのっなんつ~の緊張してるだけ…… ただ……普通の世界の人間に生まれてたらって思ったりもする。 魔術なんて当たるといて~し、剣を振り回したりなんだ~は疲れる。 でもそれが嫌いじゃ無いって事は、やっぱり俺にも魔術師の血が流れているって事だろう。  
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