1.はじめまして

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前にも話したけど 弘志とは地元も一緒だったし、 他に友達もいなかった俺達は、下校も一緒に帰るようになった。 初めての弘志との学校からの帰り道 俺はふと考えた 【弘志も地方から進学してきたんだよな?じゃあこいつも寮生活してんのかな?】って そうなにを隠そう俺は 寮生活を余儀なくさせられている。 嫌々だが仕方ない・・ ちくしょう!くそオヤジめ! おっと 話がそれたすまんすまん! 話を戻そう そう俺はふと考え 弘志に聞いてみた 『弘志おまえ寮生活か?』 『ん?そうだよ』 『やっぱり!そうか!俺もなんだよ』 『え?啓太くんも寮生活なの?』 っと話ながら お互いの寮の方に向かう道へ 別れるまで歩き続けた 約20分位歩いただろうか 俺はまた ふと考えた… 【そう言えば、ずっと同じ道一緒に歩いてるけど、こいつ、どこまで一緒にいくんだ?…ちょっと聞いてみるか】 『おい弘志 おまえの寮もこっちなのか?』 『うん!そうだけど、啓太くんも?』 『お…おう! まさか!?』 そう そのまさかが見事的中! 俺と弘志は同じ学生寮だったのだ クラスも一緒 地元も一緒で まさか寮まで一緒とはなかなか驚きと運命を感じながら ますます俺達は身近に感じていった しかも部屋が隣どうしというおまけつきだ もう二人で笑ってしまった その時寮のおばちゃんに 『うるさいぞ新入り!』 と怒鳴られ叱られたのを良く覚えてる おもしれぇ寮生活の始まりだ
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