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前にも話したけど 弘志とは地元も一緒だったし、 他に友達もいなかった俺達は、下校も一緒に帰るようになった。
初めての弘志との学校からの帰り道 俺はふと考えた
【弘志も地方から進学してきたんだよな?じゃあこいつも寮生活してんのかな?】って
そうなにを隠そう俺は 寮生活を余儀なくさせられている。
嫌々だが仕方ない・・ ちくしょう!くそオヤジめ!
おっと 話がそれたすまんすまん!
話を戻そう
そう俺はふと考え
弘志に聞いてみた
『弘志おまえ寮生活か?』
『ん?そうだよ』
『やっぱり!そうか!俺もなんだよ』
『え?啓太くんも寮生活なの?』
っと話ながら お互いの寮の方に向かう道へ 別れるまで歩き続けた
約20分位歩いただろうか 俺はまた ふと考えた…
【そう言えば、ずっと同じ道一緒に歩いてるけど、こいつ、どこまで一緒にいくんだ?…ちょっと聞いてみるか】
『おい弘志 おまえの寮もこっちなのか?』
『うん!そうだけど、啓太くんも?』
『お…おう! まさか!?』
そう そのまさかが見事的中!
俺と弘志は同じ学生寮だったのだ
クラスも一緒 地元も一緒で まさか寮まで一緒とはなかなか驚きと運命を感じながら
ますます俺達は身近に感じていった
しかも部屋が隣どうしというおまけつきだ
もう二人で笑ってしまった
その時寮のおばちゃんに
『うるさいぞ新入り!』
と怒鳴られ叱られたのを良く覚えてる
おもしれぇ寮生活の始まりだ
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