第一章 冷たい弟と恋する姉
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浴槽に足の先からゆっくりと浸かって行く。 少し熱い位の湯船に肩まで浸かった。 修の正面に体育座りで座った。 こんな面と向かい会うなんていつ以来だろ…… 修が私の目と言うより身体から目を反らしているのに気付く。 「どうしたの?」 修に“鈍い”と返事を返された。 「シュウ……私ね、シュウが好き……」 出会った時から積もり積もった想いを打ち明けた。
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