第一章 冷たい弟と恋する姉

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「俺だって好きだって気持ちは一緒なんだよ……」 こんなに気持ちが一緒なのに…… 泣く私に慰める修……。 「お姉ちゃん、顔上げて。」 目元が真っ赤になった泣き面を修の方へと向ける。 顔を上げた私の額の髪をかきわけてキスをした。 「えっ??」 私は戸惑いの言葉を発した。 「付き合おう。お姉ちゃん……」 「うそ……。 夢じゃないよね……?」 修が軽く私の頬をつねる。 「……いひゃい。」 「じゃあ、夢じゃないな。」 修が微笑んだ…… その微笑みは暖かくひだまりにいるようだった。
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