第一章 冷たい弟と恋する姉
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俺は姉貴を後ろから抱きしめていた。 顔が赤くなる……いや真っ赤になった。 身体中が脈打っているような感覚……。 振り返ろうとする姉貴。 ど、どうしよう?! 戸惑う俺はとっさに耳を軽くかじった。 姉貴の身体がビクッと震える。 そして、姉貴の耳元で伝えたかった事を呟いた。 「言い過ぎた。ごめん」 優しく呟いた。
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