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「う…もう緊張してる~ちゃんと友達できるかなぁ…?」
由美は靴をはきながら後ろにいる母に聞いた。
「別にそんなに心配しなくても大丈夫でしょ」
「お母さんは別に学校は変わるわけじゃないからいいよね…」
「なに言ってんの!私もちゃんと近所の方と仲良くできるか心配してるのよ!」
そう言って母は深刻そうな顔をした。
「もーいいや どうにでもなれ!!」
そう言い由美は立ち上がった。
そしてドアを開けながら「いってきまーす」と言った。
母は「いってらっしゃーい」と言い見送った。
私の名前は村上由美(ムラカミユミ)。
今日から新しい学校に通う。
父の転勤がいきなり決まり引っ越したのだ。
そこは少し田舎だけど結構人口が多いところだった。
由美は歩いたことのない道を教えられたどおり進みながら学校に着くまでの間どう挨拶しようか考えていた。
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