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二人に続いて屋上に出る。
そこには生徒が一人、仰向けで寝ていた。
祥が声をかけると、その人は祥を引き寄せた。
え!?
と思って、思わず桜沢先輩の方を見上げる。
桜沢先輩はそれに気付いて、肩をすくめながらにこっと微笑んだ。
起き上がると、誰かが解った。
この人、高峰先輩だ。
よく桜沢先輩と一緒にいるのを見掛ける。
祥とどういう関係なんだろう?
祥と何か言い合い、それを桜沢先輩がなだめてる。
「ん? そっちの奴は?」
高峰先輩が僕に気付いた。
「おれと同じクラスの…」
「あ、仁科比呂って言います。すみません。お邪魔しちゃって…」
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