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「その…さっきはごめん。たいやき買っちゃだめ!とか言っときながら自分が焼き芋買っちゃって…」
「えっ?いや、別に…」
「本当にごめん!」
かがみは頭を下げた。
「い、いいよ!頭なんか下げなくても!」
「ううん。下げないと私のプライドが許さない」
そう言うとまた頭を下げた。
「本っ当にごめん!」
「あっと、だからいいって!」
克也はかがみが何度も頭を下げるのであたふたしてしまった。
「え、えっと、そうだ!」
克也は何かひらめいたようにかがみに言う。
「早くしないと焼き芋冷めちゃうよ!早く食べよ!!」
そう言うと無理矢理口に焼き芋を入れる。
「ん~やっぱ焼きたて最高!」
「平木…」
そんな克也を見てかがみはまだ謝ろうとしてくる。
「平木、本当にご…」
「はいストップ」
克也はかがみの言葉を遮った。
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