5月

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「気に入った?」 凌は少し照れ臭そうに言った。 「超可愛いっ!てか高かったんじゃないの?」 「大丈夫だよ。気に入ってくれなかったらどうしようかと思ったー」 私はすごく嬉しかった。 仮に彼氏と言っても、凌はまだ中学2年生。 そんなに多くはない小遣いで買ってくれたリング。 それは私にとって とても価値のある物だった。 「凌、ありがとう!」 そう言うと凌は笑顔になった。
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