1.ヴァニラ・スカイ

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太陽に感謝しながら天を仰ぐ。 見上げた空は、いわゆる青い空ではなく、薄い桃色にミルクを溶かしたような、バニラ色だった。 まだ時間は早いみたいだな。 少し休んだら移動するか。 このまま森の中にいても仕方がない。 早く人の居るところへたどり着いて病院に行こう。 出雲は伸びをしながら、ぼんやりと思った。
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