2.ヴィレッジ
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*** 「それにしてもあんた、よくここまで歩いたもんだ。 もう一杯飲むかい?」 シワだらけの老人は、茶渋のついた古い茶碗に新しくお茶を注ぐ。 適温のお茶が出雲の喉に潤いを与えながら吸い込まれていく。 「そうとう歩いたじゃろ。 一休みしたら村長のところに連れてってやるから」
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