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＊１＊

―ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ

｢はじめるぞー｣

ｶﾞﾗｯという扉を開ける音と同時に高沢先生が声を出す

先生が入ってくると同時に

｢せんせぇー彼女できたあ？?｣

｢先生のネクタイ今日、可愛いね｣

｢先生の好きな女性のタイプってどんな人～？｣

クラスで、目立つ存在の女の子達が次々に先生に問いかける。

私は、そんな積極的なタイプの女の子達を
ただ、羨むようにみるしかできない

簡単にいえば
消極的なタイプ

でも、先生の事が好きだから

大好きだから

先生に話しかけないで

先生に触らないで

そんな可愛い声で
『先生』って呼ばないで

と 人並みの嫉妬はしてしまう

自分からアピールもできないのに

心の中で嫉妬するだけして

積極的な女の子達を
羨む

先生は私のﾓﾉじゃないのに…………

そんな自分が

とことん醜い

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