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日も暮れ
オレンジ色の
夕日が校舎を照らす
待ちに待った放課後がやってきた
藍に事情を説明したら
『やった!!チャンスじゃん!!美緒いつも喋んないから、今回は一杯話すんだよ!!』
なんて 言われてしまった;;
でも藍がそれだけ
私の事を応援してくれてるんだって
改めて実感できて
緊張するけど
少し気持ちが和らいだ
でも、いざとなったら
やっぱり
緊張しすぎて
普段、先生と話すのも藍を挟んでだったし
先生と2人になる時なんてなかったから
どうなるか
全く想像できない
「はぁ~…どうしよ…」
職員室のドアの前で
1人溜め息をついていた
その時
「おい、なにやってんだそこの変態(笑)」
声だけでわかる
私はゆっくり振り向いた
「先生…(苦笑)」
「へ、変態ってひどいです……」
緊張しすぎて
言葉がカミカミになっちゃう
「お前、何言ってんのかわかんねーよ(笑)」
そう言って
意地悪な顔をして笑う
あー…笑った横顔
やっぱかっこいい
先生を見上げながら
みとれる私
「ん?どーした??」
そんな私を不思議に思ったのかハテナ顔で先生は問いかける
「へ!?…い、いや、なんでもない……です」
「はっ(笑)やぱ亜沢って変な奴だな
いいから、職員室入れよ」
先生はそう言って
扉を開けると
「どーぞ」
と 言って
私を先に職員室の中に入れてくれた
私はさっき
先生にみとれていたのを気付かれてしまった
恥ずかしさで
顔が真っ赤になって
しまっていた
(あ~もう顔が熱いよ//)
私は顔の赤さを
悟られないように
先生の席まで行った
.
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