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「時に時雨よ……」
不意に一君が時雨に話しかけてきた。
「どう…したの??」
時雨は何事かと思い聞き返した。
「金がな……金がねぇんだよぉぉぉ!!お前がバクバク飯ばっかり食いやがって!!!!」
二人は食堂に来ていた。
「……」
食堂は目の前にある皿を眺めた。
「ごめん…なさい???」
「なんで疑問系なんだよ!!」
時雨はまた黙々と食べ始めた。
「よし!!わかった…いいか、ここはギルドでいろんな任務をこなしてお金が入ってくる。危険な任務の方が報酬はいい。ただし危険だから命が亡くなるかもいれない任務ばっかりだな…」
「大丈夫…時雨…は死な…ない…」
「……そういう奴に限って死ぬんだよな」
「………じゃあ…死ぬ」
「いやいや…そういう問題じゃなくて……あ~~!!とにかく時雨も任務こなして働けってことだよ!!」
食事をしていた時雨の手が止まった。
「うん…いいよ」
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