―ギルド―

2/3
3人が本棚に入れています
本棚に追加
/54ページ
「時に時雨よ……」 不意に一君が時雨に話しかけてきた。 「どう…したの??」 時雨は何事かと思い聞き返した。 「金がな……金がねぇんだよぉぉぉ!!お前がバクバク飯ばっかり食いやがって!!!!」 二人は食堂に来ていた。 「……」 食堂は目の前にある皿を眺めた。 「ごめん…なさい???」 「なんで疑問系なんだよ!!」 時雨はまた黙々と食べ始めた。 「よし!!わかった…いいか、ここはギルドでいろんな任務をこなしてお金が入ってくる。危険な任務の方が報酬はいい。ただし危険だから命が亡くなるかもいれない任務ばっかりだな…」 「大丈夫…時雨…は死な…ない…」 「……そういう奴に限って死ぬんだよな」 「………じゃあ…死ぬ」 「いやいや…そういう問題じゃなくて……あ~~!!とにかく時雨も任務こなして働けってことだよ!!」 食事をしていた時雨の手が止まった。 「うん…いいよ」
/54ページ

最初のコメントを投稿しよう!