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―人型怪異―
「軽いなぁ~お前!!」
トロニーは一君の首を片手でつかみ、宙づりにしていた。
「うぐっ……」
一君は息ができなく、だんだん頭もぼぅっとしてきた。
「くそ…時雨…」
時雨はトロニーの足元で横たわったまま動かない。
「ガハハハ お前ら弱いなぁ…話しにならねぇ」
トロニーは一君を投げ飛ばした。
「ぐはっ」
一君は身体を痛め、あまり動けなくなった。
「やめ…ろ!!」
今まで動かなかった時雨が立ち上がってきた。
「おぉ~ 頑張れ~」
トロニーはバカにしたように時雨を見ている。
「いっくん……これからおこる…ことは…秘密だ…よ??」
「???」
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