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時雨は再度太刀をかまえた。
「…解・放…」
時雨がつぶやくと不意に目の前が白い光りでおおわれた。
「なんだこの光は!!」
トロニーは不意の出来事に慌てていた。
「……時雨?」
首を掴まれながらもすべてを見ようと目線を時雨のいた場所に向けた。
しかし光りが消えたそこには一君の知っている時雨はいなかった。
「一君を離せ…!!」
「お前!?その身体は!!」
トロニーも激しく驚いていた。
ガキみたいだった時雨が今は普通の青年になっていたのだ。
「今の力は小さい身体の時とは比べものにならない!簡単に逃げられると思うなよ!!」
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