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憂はまだ教団に入って3ヶ月。
教団側の全てを知っていないのは言うまでもない。
そこへ、また一人近く者が。
一定のリズム刻み肩まで伸びた細い髪がリズムで揺れる度、フワッとなびく。
憂の側でその刻まれた足音が止む。
「憂、また礼拝堂の掃除忘れてるでしょ!?」
まだ幼さの残る声で憂にそう言うと、聞いていた憂はクルクルっと人差し指で前髪を遊ばせながら答える。
「え~だって面倒なんだもん。沙夜もそう思わない?」
「さすがB型。でも仕方ないでしょ。お世話になってるんだから」
「好きで居るんじゃないだっちゃ」
黙ってその様子を伺っていたアデュウはクスっと笑みを含みまた様子を見ている。
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