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・・・・短く長い時間が過ぎた。
沈黙を破ったのは月だった・・・・
月「お兄様・・・・私・・怖いです・・・人が怖いです・・・お兄様以外の男の方を信じられません・・・・」
聖志郎「月・・・大丈夫だよ。今は気が動転しているんだよ、少し休んだほうがいい」
俺がそういう月は頷き床に入った
俺は月が寝付くまで頭を優しく撫でつづけた。
月「お兄様・・・帰ってきたら一緒に買い物にいく約束をしてください・・・」
聖志郎「あぁ、月の為なら必ず行くと約束するよ」
俺がそういうと月はやっと笑顔になるそのまま寝てしまった。
詠「月・・・・」
聖志郎「やっぱり心配か?」
詠「うあぁぁぁぁっ!?」
廊下で詠が立って独り言を言っていたので話し掛けたら、予想外に驚き、その反応に俺も驚いた。
聖志郎「大声出すなよ驚くだろ」
詠「驚いたのは僕の方でしょ!まったく、油断も隙もゆるせないわね」
聖志郎「月の部屋の前で息を殺しながら、盗み聞きしてた奴にも油断も隙もゆるせないと思うが」
詠「うぐ・・・・」
会話が止まってしまい、話が進まないので話題を変えた。
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