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太史慈「孫策様!お願いがあります。私を軍の端に加えて下さい!」
雪蓮「へぇ、で、その見返りは何?」
太史慈「は!私は呉郡の門番をしていました。その時から孫策様の名声は聞いていました。その呉郡で賊が現れる人をさらい呉郡を脱出しました。しかし、城主・劉勲はその事実を知ったのは賊が脱出した後だったのです。そればかりか、討伐軍を派遣するどころか、何もしなかったのです。」
太史慈は涙を流していた。多分そのさらわれた人は太史慈の大切な人だったのだろう・・・・
太史慈「そのさらわれた子は私の妹達でした。私は妹達を守るどころか救い出す機会すら失いました。だから、他の人に私と同じ思いをさせたくない。だけど、先程の賊は明らかに囮、裏で多くの賊が高笑いをしている。だから!」
彼女は顔を上げ、孫策を真っ直ぐ見る。その目には揺るがない闘志が宿っていた。
太史慈「悪を滅するために私を軍の端に加えて下さい!!」
雪蓮「・・・・いいわ、太史慈貴女を受け入れるは、だけどこれだけは覚えておいて。私たちは賊狩りをしてるんじゃないの。だから、貴女の願う賊狩りをしたいなら他のところに志願しなさい。」
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