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そんな日があり、また会社に行く日常に戻った。いつものように座るデスク。隣にあったアイツのデスクに、今は違う人が座っている。
アイツはこの世にもういない。悲しい事実だが、もう乗り越えるしかなかった。
ライバルだったアイツが居なくなって、俺は、孤独になった。切磋琢磨しあえる奴が居るとは、なんと素晴らしい事なのか。そして、それを受け止めるのはなんと虚しい事なのか。
「この書類、急ぎでやってくれ!!」
やれやれ…悩んでいる暇も無いな。
虚しさを吹き飛ばし、俺は生きて行く。アイツをいつの日か、追い越す為に…
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