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少女は閉鎖された門を開けるとそのまま1本道を歩いていった。
「理香、彰、悪いけど…先に学食行っててくれ」
俺は廊下に向かって歩きだした。
「おいおい!いきなりどうしたんだよシン」
「そうだよ、何か用事でもあるの?」
彰と理香がそう聞いてきた。
「ちょっとな…すぐ戻る」
そう理香と彰に返し、俺は廊下に出ると1階へと下りていった。
靴を履き変え校庭にでると、さっき少女が立っていた門の前へと向かった。
門の前までくると…普段は掛かっているはずの門の鍵が外れていた。
「あいつ…なんで旧校舎なんかに」
俺は少女の後を追うように門をくぐり旧校舎へ続く1本道へと、歩き出した。
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