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俺はすぐさま起き上がり男に向かって叫んだ。
「テメェ!何してやが…」
俺はそこで言葉を失った。
遠くからは見えなかったフードの中、体つきから男だと思っていたそいつは男ではなかった。
いや、正確にはそいつは人間ですらない、そいつのフードの中から見えたのは、人間の顔ではなく、黒い服とは反対に真っ白な…
頭蓋骨だった。
俺は驚きのあまり、動く事も声を出す事もできず、その場で茫然と立ち尽くしていた。
「あの~…あなたいったい誰ですか?」
後ろから声が聞こえ、我にかえって振り返ると少女が俺を見上げながらそんな事を聞いてきた。
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