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吹っ飛んだ後ろのドアから大鎌を持った化け物が入ってきた。
俺は少女を背にして化け物に向かってモップを構えた。
「俺が化け物を引き付けるから、お前は前のドアから逃げろ」
「そんな…駄目です!あなたこそ、早く逃げて下さい!」
「馬鹿な事言ってんな!お前がどうにかできる相手じゃねえだろ!?」
言い争っている間にも化け物は少しずつ近付いてきている。
「とにかく、お前は逃げろ!」
俺はそう少女に言うと、モップを強く握って化け物にとびかかり、化け物の頭を殴りつけた。
叩いた勢いで化け物の被っていたフードが外れ、頭蓋骨があらわになった。
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