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目を開けて最初に見たのは、教室の天井だった。
「気がつきましたか?」
横になった状態のままゆっくり視線をうつすと、少女が俺から少し離れたところに座っていた。
「どれくらい俺は眠ってたんだ?」
「そうですね~…だいたい3、4時間くらいですね」
「なにっ!?」
俺は慌ててポケットから携帯を取り出し、時間を確認した。
画面に表示されてる時間は16時30分…
「まじかよ…昼飯食ってねえし、午後の授業受けてねえ」
後でパンでも買って理香あたりにノート借りねえと…
「真面目なんですね」
少女はそう言って隣でクスクス笑っていた。
「何がおかしいんだよ?」
俺は馬鹿にされてるようで、少しムスッとして聞いた。
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