第1章

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「いえ、授業を気にするような人には見えませんでしたから」 「どうゆう意味だよ…イテッ!」 体を起こそうとすると腹部に痛みが走った。 「あ!まだ横になっていて下さい。体は鍛えてあるみたいなので、もう少したてば歩けるようになるはずですから」 まあ、理香程ではないが昔空手をやってたからな。 俺は起き上がるのをやめて、少女に言われたとおり横になった。 「お前いったい何者なんだ?」 化け物の大鎌を止め、真っ二つに切り裂くなんて、普通の女子ができるものではなかった。 「私は…退魔師(たいまし)です」 「…たいまし?」 退魔師とゆう聞き慣れない単語に俺は首を傾げた。
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