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「他に質問はありますか?」
少女は俺をまっすぐ見つめてそう聞いてきた。
「特にねえよ。そろそろこんなところ出ようぜ」
そう言って俺は立ち上がった。
妖魔にやられたダメージもだいぶ癒えて、歩けるくらいまで回復していた。
「そうですね。もう、用はないですし出ましょうか」
少女も俺に続いて立ち上がった。
2人で旧校舎の廊下を歩き、正面玄関から外に出た。
「もうすっかり夕方だな~」
旧校舎から出て空を見ると夕焼けで朱色に染まっていた。
「3時間以上寝ていましたからね」
後から少女がクスクス笑いながら旧校舎から出てきた。
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