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「そういえば…貴方に1つ注意しておく事があります」
少女はいきなり立ち止まり俺に真剣な眼差しを向けてきた。
「今後は妖魔に飛び掛かるような事はしないで下さい。妖魔は異能者でなければ絶対に倒せません」
少女は俺に諭すようにそう言った。
「大丈夫だ。1回殺されかけてんだ、2度とごめんだね」
俺は苦笑しながらそうかえした。
「約束ですからね?」
少女は微笑みながら優しくそう言った。
「あ!そういえばお前、名前は?」
「名前、ですか?」
「ああ、これから同じ学校に通うんだし名前くらい知っててもいいだろ?」
まあ、同じクラスにはならないまでもたまには顔くらい合わせるだろう。
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