第1章

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「そういえば…貴方に1つ注意しておく事があります」 少女はいきなり立ち止まり俺に真剣な眼差しを向けてきた。 「今後は妖魔に飛び掛かるような事はしないで下さい。妖魔は異能者でなければ絶対に倒せません」 少女は俺に諭すようにそう言った。 「大丈夫だ。1回殺されかけてんだ、2度とごめんだね」 俺は苦笑しながらそうかえした。 「約束ですからね?」 少女は微笑みながら優しくそう言った。 「あ!そういえばお前、名前は?」 「名前、ですか?」 「ああ、これから同じ学校に通うんだし名前くらい知っててもいいだろ?」 まあ、同じクラスにはならないまでもたまには顔くらい合わせるだろう。
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