第1章

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「そうですね。私だけ名前を知っているのも不公平ですしね」 「私の名前は龍之宮 玲奈(リュウノミヤ レイナ)と言います」 少女もとい玲奈は、俺の方に向き直りゆっくりとそう名乗った。 「龍之宮、か。これからよろしくな」 「はい、こちらこそよろしくお願いしますね」 そう言うと玲奈は優しく微笑んだ。 「あ!後、私の事は名前で呼んで下さいね」 「え?会って間もない女子を名前で呼ぶの抵抗あるんだが…」 そう言ったとたんに玲奈は涙目になって、 「駄目ですか…?」 と、俺に対して上目使いに聞いてきた。 「わ、わかった!玲奈って呼ぶからだから泣くなって!」 慌てて俺がそうゆうと、
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