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「本当ですか?ありがとうございます!」
さっきとはうってかわって満面の笑みを浮かべた。
ひょっとしてさっきのは演技か?
「じゃあ、私も貴方の事を真也さんって呼びますね?」
「…まあ、好きに呼んでくれ」
本当は名前で呼ばれるのは少し抵抗があるのだが…
また、泣かれると面倒なので好きにさせとくか。
そういったやり取りをしているうちに一本道も終わり校舎が見えてきた。
「では、私は職員室に用があるのでこの辺で」
玲奈は俺に向き直りそう言った。
「ああ。遅くなっちまったが今日は助けてくれてありがとうな」
「いえ、退魔師として当然の事ですから」
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