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「池上、遅刻だぞ!次から気をつけるように」
当然の事ながら担任に注意された。
「…すいません」
俺は一言謝ると窓際の1番後ろの自分の席についた。
担任はそれ以上俺を責める気はないらしく、また出席を取りはじめた。
担任は出席を取り終わると今日の予定などを話て教室をでていった。
教室が少しづつ騒がしくなる。
担任が出て行ってすぐに、2人のクラスメートが話かけてきた。
「よお、シン。お前が遅刻なんて珍しいな~なんか、あったのか?」
「確かに~!彰(アキラ)ならともかくシンが遅刻なんてレアだよねぇ~」
「おい!理香(リカ)彰ならともかくってどうゆう意味だよ!」
「もちろん、言葉通りの意味だけど~?」
「…はぁ」
この騒がしい2人、薄い茶髪の男子が本城 彰(ホンジョウ アキラ)ツインテールの女子が篠宮 理香(シノミヤ リカ)だ。
この2人は小学校のころからの付き合いでいわゆる幼なじみ。
そして、俺が心を許せる数少ない友達でもある。
ちなみに『シン』とは俺のあだ名、真也だから『シン』だ。
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