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この2人は昔から会うたびに喧嘩している。
喧嘩の原因はたいてい彰の女好きだ。
節操のないその女好きは正直俺も少しうざいと思う程だった。
そしていつも喧嘩の勝敗は……
「ぐぇっ…」
「ふふ、あんたじゃ絶対あたしには勝てないよ~」
…理香が勝つ。
理香は空手をやっていて、さらに、空手部の部長をつとめていた。
帯の色は1番上の黒。
もちろん、ただの高校生の彰が勝てるわけもなく…いつも理香の拳で床に転がるはめになる。
今日も彰は教室の床で屍とかしていた。
「彰よ…安らかに眠れ」
俺は彰の冥福を祈り手を合わせた。
「俺は死んでねえ!!」
彰は俯せの状態から跳ね起き、文句を言ってきた。
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