第1章

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彰は土下座から跳ね起きると俺に満面の笑みを向けた。 「そうか!シンもついに女に興味をもつようになったんだな!いいか、女ってのはな…「理香頼む」 「オッケー、せい!」 「ぐはぁ!…」 彰は理香の拳でまた床に転がった。彰よ安らかに眠… 「だから、死んでねえ!」 …今俺いっさい声を出してなかったんだがな。 「何で俺の心の中読めるんだ?」 「ははは、俺を誰だと思ってるんだ?」 「「変態」」 理香と声を揃えてはっきりとそういった。 「何でだぁー!」 彰が叫んだ瞬間チャイムがなり、教師が教室に入ってきた。 「でも、シンが女子に興味もつなんてちょっとびっくりだな。後で話きかせてね~」 理香はそう言って自分の席に戻っていった。 「さっきの事だけどちょっとわからねえな。まあ、一応調べとくよ」 彰もそう言い残して自分の席に戻った。
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