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月日は再び流れる・・・
そこは幾度目かの繰り返しの世界
その世界の小さな村に少年はいた
自由奔放でトラブルメーカーで寂しがりや
少年の名は神崎隆土
彼はこの時まだ10歳ほどだった
運命は、人には決して分からないな彼もまた運命には逆らえなかった
この年に起きた災害により、隆土は家と家族を無くした
天涯孤独となった隆土は、一人山に籠り強くなろうとしたらしい
彼もまたこの時に消息を絶ち
5年後に村に戻るまで
一切人里に降りなかったと言う
彼が戻った時に彼を知る者は皆心から喜んだ
ただ一人を除き、誰も彼の変化に気づかずにいた
彼の体に見えない『刻印』があることに
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