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ある日 日時計のような 校舎の影を眺めてた あの日の午後の教室に 通り掛かった風は ひとりだけ違う僕の教科書のページを めくって やさしさの顔をしたまま 僕の前を通り過ぎていった… 残されたは僕は 誰かに呼び止められたような 声が聞こえた気がして いつもの時間へ帰っていった 君は あの夏の午後に出会った風ように 僕のページをめくっている
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