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まだ子供で
小さかった頃…
本気で夕日を追いかけた
空高く堂々とした太陽では無く
その形は大きいけれど
どこか頼り無く…
周りの景色を
オレンジ色に染めて
いつまでも見つめてたくて
随分と遠くまで追いかけた…
だけど
いつの間にか
真っ暗闇…
どれだけ歩いてこんな所まで来たんだろう
戻りたいのに
自分が何処に居るのかさえ解らず…
途方に暮れ…
心細くて
不安で
1人で泣いた…
下を向いて気付くの!!
自分の影☆
ふっと見上げた空
あんなに追いかけて
ずっと見ていたかった太陽
同じくらいに空に浮かぶ月
さっきまで不安で
心細くて泣いてたのに
その月灯りが
優しくて
心地よくて…
ずっと見つめてたくて
どれくらいの時間
その場所から離れようとしなかっただろうか…
暗闇が怖くなくて
心地よくて…
ずっと見てた
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