『プロローグ』

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老婆は、ぶつぶつと何かを つぶやきながら、たくさんの薬品が、並んだ棚の前に、立ち いくつかの薬品を取り出すと、水瓶が、たくさん並ぶ 暖炉の部屋へ移動し 老婆は、真新しい水瓶に、先程の薬品を、入れ 掻き混ぜる。 最後に、老婆は、 青い硝子の様な欠片を、水瓶に、入れると、部屋の奥へと戻っていった。 ――――――――― ――――――― ―――― ―― ― 誰も居なくなった部屋に、鏡が、現れ 中から、先程の文字鳥が、飛び出した パシュン! 文字鳥は、水瓶の中に、 葉の付いた枝を、落とし 鏡の中に戻ると 鏡は、消えた。 .
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