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しばらくして
~港~
ケイスケは花束を持ち、士と一緒に歩いている
「親父………。」
ケイスケは花束を海へと放り投げる
「強くなるよ‥‥俺……。」じっと海を眺めているケイスケ
士は首にかけているトイカメラで、ケイスケにピントを合わせ…撮る
「‥‥あんたはこれからどうするんだ?」
ケイスケは士の方をゆっくりと振り向き‥‥
「戦い続けるよ、この体は…俺の親父の形見だからね、君は?」
「俺はこれからも旅を続ける、自分の世界を探すため‥‥また新たな旅に出るからな」
士はマシンディケイダーに跨り、ヘルメットをかぶってエンジンをかける
「フッ…士、俺は信じてるぞ…君なら必ず、自分の世界を見つけられる」
ケイスケは笑顔で答える
「ああ‥‥‥俺は忘れないぜ、あんたの親に対する思いをな……じゃあな!」
士はマシンディケイダーで走り去る
「…………………。」
ケイスケは士が去っていくのを最後まで見届ける
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